安平樹屋
- yukuyukutw
- 2022年7月14日
- 読了時間: 2分

ジブリ作品でも人気作の一つ、天空の城・ラピュタの舞台になった、とも言われている台南の人気スポット「安平樹屋」。熱帯地域で良くみられるガジュマルの木が廃墟になった建物に沿って少しずつ成長し、現在では木が建物全体を覆いこんでしまうかのように絡みつき、幻想的且つ、自然の生命の力強さを感じさせられるスポットです。

「安平樹屋」のもともとの始まりは1本のガジュマルの木から始まったと言われています。遠い昔イギリス商社の倉庫として建設されたこの煉瓦造りの建物は後、日本統治時代に日本の塩製造会社のものとして受け渡されます。その後第二次世界大戦中に日本の塩製造会社が撤退し、そのまま放置されてしまったこの廃墟に1本のガジュマルの木が70年という長い月日をかけて少しずつ成長を重ね、「樹屋」という幻想的な建物が出来上がったのです。
また、「安平樹屋」は建物の中にもしっかりと階段、見学路が準備されていて、建物の外からの見学だけでなく、建物の中、また上から「樹屋」を見学することができ、力強く勢いよく伸びるガジュマルの根っこと幻想的に建造物に絡み合いできた空間を間近で見ることができます。また、立派な木と根っこ、整った自然環境があるだけに、ここでは至るところで台湾の野生リス、野鳥を見かけることができます。見学の際はぜひ探してみて頂くのも面白いかと思います

このスポットは人間が人工的に作り出した建設物と1本のガジュマルの木の自然の成長とが重なりあった、人工物と自然物の融合からできあがった賜物と言える観光地なのです。

また、樹屋の隣にはオランダ統治時代に建設された建物が残されており、中が博物館になっています。

台湾の歴史を感じることができる内容になっていますので、ぜひこちらも含めてご観光頂けると、台湾への理解が深まるのではないかと思います



【施設名】
安平樹屋
【住所】
台南市安平區古堡街108号
なし※状況により変更になる場合がございます
【営業時間】
8:30〜17:30
【入館料】
50元(150〜200円程度)
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