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台北で一夜限りのアート&音楽フェス開催「台北白晝之夜@圓山」

更新日:11月3日


10周年記念アートフェスティバル in 台北


夜通しの国際アートイベント「台北白晝之夜(Nuit Blanche Taipei)」が、2025年11月1日(土)14時から翌2日(日)2時まで、圓山エリアにて開催されることが発表されました。


今年で10周年を迎える本イベントは、「Hi Story」をテーマに、歴史と対話しながら未来の都市文化を創造する一夜として展開されます。


画像は 白晝之夜nuitblanche.taipei 提供


■ 白夜とは?

白夜とは、北欧諸国に由来する現象であり、北欧や北極圏に近い地域では、5月から7月にかけて日照時間が非常に長く、ほとんど夜が訪れない時期があります。この自然現象を祝う文化として「白夜祭(White Night Festival)」が誕生しました。


この「白夜祭」を都市文化と融合させ、芸術イベントとして発展させたのがフランス・パリです。パリ市の元市長 ベルトラン・ドラノエ(Bertrand Delanoë) 氏は、自身の任期中にこの白夜の概念をパリへ導入し、「毎年10月の第1土曜日」を開催日と定めました。


イベントは、当代アートと都市の美しさを融合させることを目的とし、夜から翌朝まで徹夜で行われる芸術の祭典として開催台北白晝之夜2025、11月1日圓山で開催!10周年記念アートフェスティバルです。名称はフランス語で「白い夜」を意味する 「Nuit Blanche(ニュイ・ブランシュ)」。


「市民参加」「徹夜で楽しむ」という精神はこのパリから世界各地に広がり、20年以上の歴史を経て、現在ではローマ、ブリュッセル、ソウル、そして台湾の首都・台北など、世界中の都市で開催されています。


■ 白夜の3大精神

🌙 精神1:夜通しのフェスティバル

「白昼」とは、日の出から日没までの時間を指します。その「白昼」を夜に持ち込んだのが「白晝之夜(Nuit Blanche)」です。夜を昼のように楽しむ―それがこのイベントの核心です。


🌟 精神2:みんなで参加するアートの祭典

2016年、台北で初めて開催された「白晝之夜」のテーマは、「いいね、みんな寝ないで(好啊,大家都不要睡)」でした。このフレーズが象徴するように、参加者全員が主役となるイベントです。開催初年度は約20万人が参加し、年々その規模は拡大。パリで始まった「市民参加」の精神を受け継ぎ、「一人で夜更かしするより、みんなで白夜を楽しもう」という想いが広がっています。


🎨 精神3:無料で楽しめるアート体験

アートは、年齢や性別、身分や資産に関係なく、誰もが楽しめるもの。「白晝之夜」もその理念のもと、世界中どこの都市でも無料で参加可能です。街全体が美術館となり、現代アートと都市の魅力が一体化するこの夜、参加者はアートの空気に包まれ、人と人との温かいつながりを感じることができます。心が満たされ、感性を刺激する、最高に贅沢な夜です。



■ 開催概要

  • 開催日時:2025年11月1日(土)14:00〜翌2日(日)2:00

  • 会場:台北市 圓山エリア

    • 圓山自然景観公園

    • 花博公園(圓山園区)

    • 圓山トンネル

    • 台北放送局および周辺エリア

  • 入場料:無料

  • アクセス:MRT淡水信義線「圓山駅」下車 徒歩すぐ


■ 展区構成と見どころ

今年の白晝之夜は、自然・建築・地下空間を融合させた大規模なアートエリアを設置。展区は5つのテーマゾーンで構成され、夜の散策ルートとして楽します。

  1. 時間の断片(Time Slice) – 記憶をテーマにした光と映像の装置作品

  2. 歴史のこだま(Echo of History) – 圓山の建築や地形に眠る物語を再生

  3. 夢のワームホール(Dream Tunnel) – 圓山トンネルを使った没入型パフォーマンス

  4. 視覚の変奏(Visual Variations) – 光と音のインタラクティブアート

  5. 花咲く夜(Blooming Zone) – 深夜の音楽・舞踏・映像ライブ


散策ルートは「圓山自然景観公園 → 花博園区 → 圓山トンネル → 台北放送局」へと続き、参加者は夜の街を歩きながら、アートと台北の新しい表情を体感できます。


■ 注目プログラム

● 《風革線上 Scent of Fabrics》Voguing Ball

フランスのキュレーター Kitty Hartl とダンサー Lasseindra Lanvin がプロデュース。ファッションと多様性を祝う華やかな夜のパフォーマンス。


● 《光電獣 #45 – Please Support Sound》 by 姚仲涵(ヤオ・ジョンハン)

旧児童遊園地の観覧車が光と音の装置へ変貌。観客の声がリアルタイムで光の波となり夜空に放たれる。

画像は 白晝之夜nuitblanche.taipei 提供


● 《夢のワームホール》環境劇場

歴史的トンネルが光と音の劇場に。防空壕の記憶とアートが交錯する没入型ステージ。


画像は 白晝之夜nuitblanche.taipei 提供


● 《如如在耳(As You Listen)》― 都市リスニングプロジェクト

動物や自然など「人間以外の視点」で台北の音を再構築する実験的サウンド作品


● 露天シネマ&文化散歩

花博公園では台湾映画の野外上映を実施。さらに圓山放送局の特別見学ツアーも同時開催。


● 商店街×アート《FreeS藝術入店》

19組のアーティストが実店舗や公共空間に作品を展示。街そのものが美術館に変わる体験型企画。


■ 来場者への案内

  • 屋外イベントのため、歩きやすい靴と防寒対策を推奨。

  • MRT圓山駅から順路に沿って回るのがおすすめ。

  • 一部作品は年齢制限あり(12歳以上推奨)。

  • 最新情報は公式サイトおよびSNSで随時更新。


10周年を迎える「台北白晝之夜」。

音と光、記憶と街が交わるこの夜は、きっと忘れられない体験になるはず。

11月1日、台北の夜に、自分だけの「Hi Story」を描いてみるのはいかがでしょうか?


ニュースソース: 台北観光伝播局 &  台北白晝之夜 (Nuit Blanche Taipei)

 イベント申込ページURL:https://www.nuitblanche.taipei/

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